遠藤江津子

人の役に立てる仕事に就きたい、人に喜ばれる仕事がしたいという願いを常に心に抱いてきました。前職は医療とは全く違う職業でしたが、接客業であり、人と関わることや相手に笑顔で「ありがとう」と言っていただけることに日々の喜びや遣り甲斐を感じていました。
家族の病気を機にライフワークバランスや今後の人生を考え退職し、最初にご縁があったのは産婦人科でした。
その経験を通じて生命の誕生は、いかに尊いものであるかを実感し、その成長にも関心が深まり、小児科に転職いたしました。
小児科では、病気のお子様は勿論、乳児健診や予防接種など、様々な年齢のお子様と触れ合います。可愛らしい赤ちゃんに癒され、泣き声や笑い声に囲まれる職場で働いているとパワーをもらいますし、ぐったりした様子で来られたお子様が処置を受けて回復して帰る姿を見ると心から良かったと思います。
普段の仕事では、心細い気持ちや不安を抱えて受診される保護者の方やお子様に、安心感を与えられるように笑顔と明るい声がけ、親切な対応をすることを心がけています。
親御さんやお子様の「ありがとう」の声や手を振って笑顔で帰っていくお子様の姿に癒される日々に、この仕事に就けて良かった！と実感する毎日です。

医療事務に限ったことではないと思いますが、医療に関わる仕事は常に学ぶ姿勢・向上心が大切だと感じています。
一緒に働く皆さんは、年齢も経験も様々ですが、子育ての経験がある方、育児と仕事を両立させて働いている方もいます。
私の場合は子育ての経験もなく、知識も０から入りました。
予防接種の種類も健診の時期も、レセプト点検業務も1から学ぶ日々…1日でも早く、先輩方に追い付きたい、患者さんの質問にスムーズに答えられるように知識を深めたいと奮闘する毎日ですが、ここには頑張る人を応援してくれる院長先生や丁寧に教えてくれる仲間といった成長させてくれる環境があります。
現在はクラークの業務に加え、クリニックサポート部にも所属させていただき、先生方のシフト管理や求人募集、労務管理の仕事にも携わらせていただいております。
その経験を通して労務や勤怠管理、法律にも興味が湧き、より深く学ぶために資格の勉強をしています。
「優しさを大切にするクリニック」がキャッチフレーズの当院。一緒に働く仲間も優しくて、個性豊かで楽しい人たちばかりです。
そんな仲間に囲まれていると、自然と優しさや思いやりが溢れてきます。

街中でベビーカーを押して歩くママさん、小さいお子様。日常の中で今まであまり気に留めていなかった光景に、目が行くようになりました。
何かあれば、手を差し伸べたいという気持ちが沸いてきます。
いつか、自分も子供を授かるかもしれない。その時、ここで得た知識や経験が絶対に役に立つ、将来のためにならないハズがないと自信を持って言うことができます。